独身OLのDatingログ

結婚のメリットがまだよくわかっていない26歳。いままで数えきれない数の高スペック男性と食事経験有で、結婚願望より、エンゲル係数が上昇気味。彼氏は途絶えないけど、Datingを重ねてきてる都内OLの個人的なレストランとデート事情ログ。

2015年某日冬。六本木1967で外資系投資銀行トレーダー32歳クンとシンガポール料理

今日は、外資投資銀行にお勤めの32歳とDating。

 

「なにが食べたい?俺はシンガポール料理っていう気分なんだけど」

 

多国籍料理のなかでも、シンガポール料理を指定してきた彼は、JPモルガン入社、リーマンショックの影響も受けながらも、ドイチェ→モルスタと華麗なるヘッドハンティングを受けてきたエリート。

大学も海外の大学を出ていて、ノリも帰国。早口なところと、不自然な二重がたまに傷。

 

シンガポール料理っていわれると、六本木の1976あたりを彼は指定してきそうだな〜なんておもっていると、「今の時期テラス寒いけど、大丈夫?」という一行のラインが。見事ビンゴ。

 

平日の1930待ち合わせ。電車で行くと大幅に遅れそうだったので、会社からタクシーを拾って、リップを塗りなおしながら、ごめんね10分くらい遅れそうとLINEを打ち込んで、最後のメイク直し。

外苑西通りから行くと、ここのエリアは芋洗坂から下れないからヒルズ横からテレ朝を右手にみながら足早にタクシーを走らせる。週末のパリピたちで賑わう某クラブを横目に3階へ。

 

ここの匂い独特で好きなんだよなぁー。

 

バグースの匂いみたいって気付いたときに、ここの会社はバグースと同じ系列なんだよって教えてくれた投資家の彼いたなぁ。なんて思いながらテラス席へ。

 

グリーンに囲まれたそのテラス席はソファ席がメインで、妖美なロウソクに照らされた彼がブラックベリーを片手に待っていた。

 

「会社からわざわざタクシーで来てくれるなんてセレブだね」

 

ちょっと嫌味混じりで迎えてくれた彼は、ワックスでセットした感がほぼないようなふわふわヘアー。彼が冴えない見た目を引き立てるのはやっぱりこの髪型なのかな?と思いながら、申し訳なさげに席に座る。

 

当時付き合ってた、同じく外銀の彼に大学2年生のときに連れて来てもらってからというもの、何度も合コン、女子会、ピンアポと様々なシーンで利用させてもらっていた1967。

 

「ここ、来たことある?小籠包が絶品なんだ。」

 

いやいや、そこはペーパーチキンでしょ。と心で呟きながら、へぇーそうなんだ!たべてみたい。と「さしすせそ」法則でベタに返答。

 

だいたい来たことあるお店でも、お初感を出すのは茶番。しかし、1967の紙のメニューにクレヨンで丸を付けることを知ってたわたしはそれをなんの疑いもなくやってしまって、彼の顔が曇ったのに気付いてから、話題を変える。

外銀系男には必ず聞くのが、仕事の話。

なにか専門知識を持ち合わせているわけではないので、あれこれ言われてもほとんど理解できない。ただ話してもらい、質問なんかも織り交ぜると、エリート外銀男子は喜ぶのだ。ここで分かれるのは、知識をひけらかす系か、あまり多くを語らない系か。前者だと、比較的だるいな~意識高い系だな~彼女とか女にもうるさそうだな~っとおもうのだが、後者だと、他の質問で攻めてみようとなる。

 

彼は前者だった。

「昔から効率が良いほうではなくてね。まわりの誰よりも働いてるよ。今も昔も。昨日の反省点を書き出して絶対に同じ失敗はしない。ミスを繰り返す人間ってとってもナンセンスじゃない?そうおもうよね?」

 

年収○○千万を稼いでいるであろう彼は相当な努力をし、首も切られずこの業界にいるのだから、納得だが。この誘導尋問というか、NOと言わせない雰囲気が、自信に満ちあふぇれた彼らしいな~とおもいながら、恋愛の質問に変えてみる。

 

「実は、いま家をふたつ持っていてね。目黒と芝浦なんだけど。なんでかっていうとね、、やっぱり言わないでおこう。」

なになに~教えてくださいよ。という私に、引かないでよ。僕実は既婚者なんだの一言。

あ~やっぱりね。ですよね。そういう下世話なサプライズには全く驚かないし、動じないんですが、どのような状況?

「いま離婚協定中で。芝浦は同期と3人でルームシェアしているんだけどね。」

 

奥さんはもともと同業の外銀の同期で、彼と同じくらい稼いでいるバリキャリ。子供を産む理由が分からないという理由で、ここ2年くらいセックスレスで、会話もほとんどないという。

 

「そんななかこんなこと言うのも無責任なんだけど、僕とお付き合いをしてほしいんだ。君といるととっても楽しいし、なにより僕のタイプ。子供ほしい?とても良い奥さんになるとおもうんだよね。」

 

そういうところだよ
32歳にもなって芝浦の3LDKのタワマンでルームシェアしながら離婚協定中なのは(笑)

 

すべてが、僕中心で回っていて、僕はシンガポール料理の気分だし、女なら子供産みたいでしょ?仕事はできるけど、妻は他の男と夜な夜な遊んでいるバリキャリビッチで、そんな奥さんに引っかかった僕は年収○○万の、市場価値の高い可哀そうな32歳なんだ。既婚でも、君は付き合ってくれるよね?

 

、、、

その前に、このくそ寒い時期に1967のテラス席を予約する店セレクトの悪さと、ワックスくらい付けるセット力くらいは持ち合わせていないと、外銀クビになっておまけにバツまでオプションでついてくるイワク付き物件にだれも価値を見出せないとおもいますよ?

 

と喉まででかけたところでごっくん。ごめんなさい。言ってたとおもうけど、カレと分かれる気はないから。今度はあったかくなったらここのテラス席でまたみんなで飲みましょ♪

ごちそうさまでした。

 

二軒目はもちろんお断りして、早々に帰宅した2015年某日冬。

 

【備忘録】外銀ってやっぱりこじらせデビュー多いな。

 

結婚はしたくないけど、Dating(デーティング)を重ねる理由

最近流行ってますよね。『Dating(デーティング)』という単語。

日本では、好きな人ができたら、告白→お付き合いが始まる、というのが一般的ですが、海外では、好きな人ができたら、まずお試し期間を設ける→(告白)→付き合うという流れがあるそう。

そのお試し期間が『Dating』なのです。

 

私は、常に彼氏はいるけど同時に別の男性ともDatingも定期的にしています。もちろんほとんどは、体の関係なしですが、レストランでデートして、週末は映画館や水族館など行ったり。

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これはよくありがちな、婚活のためのレクチャーコラムでもなく、緩めなビッチ話でもありません。

すべてを手に入れられる男性への嫉妬があるんです。

男性は社会的ステータスをシンプルにもつことができ、その後も仕事に遊びと、社会的にも認められて自由に生きれる。そういう方が回りに多かったからそうおもうのかもしれませんが。

昔から私は、結婚という戸籍上の契約にあまり魅力を感じられないんです。旦那を持ち子供を持ち、母親になるという女性としての社会的ステータスが欲しくなったら「結婚したいなー」とか思うのかもしれませんが、それが怖くて怖くて仕方がない。子育てで苦労している友人や、旦那の不倫で精神的におかしくなってしまった人妻をみていると、結婚というリスクが大きすぎると。

よって、わたしも男性のように自由に生きたいとおもったので、このような生活を現在謳歌しています。 

今後このブログでは、そんな私の東京生活を、常に彼氏という安心物件を置いておきながら、様々な男性と、新しいDatingをしていくさまを、レストラン事情と一緒にログに残していこうとおもいます。

30歳を跨いだ時に、きちんと振り返れるためにも(笑)